株てくてくとは

1. 株てくてくの名称の由来

 株てくてくの名称は、株式を技術的(テクニカル)に分析するという意味と、株はのんびり(てくてく歩くようすから)行いたいという考えで決定しました。

2. 株てくてくの開発

 1996年頃からVisual Basic4.0を開発言語に本プログラムを作成しました。(現在Visual Basic5.0で開発中)
 初期バージョンの完成までに開発から3年以上かかっています。

3. 株てくてくの特徴と機能

 株てくてくは、東証1部、2部、外国株、店頭登録株の株価からテクニカル分析したり、様々な形式のチャートを表示するアプリケーションです。表示できるチャートの種類は多くありませんが、誰でも簡単に使用できます。
 東証1部、東証2部の株価データは、1987年11月から格納されています。外国株、店頭登録株の株価データは1999年7月から格納されています。

 株てくてくの主な機能は以下の通りです。

(1) 基本チャートの表示と印刷

<チャート1>

  • ローソク足(日足)

<チャート2>

  • 株価データ(日足,週足、月足)
  • ローソク足(週足:出来高サブチャート、信用残サブチャート選択可能)
  • ローソク足(月足:出来高サブチャート、信用残サブチャート選択可能)
  • 出来高チャート
  • RCIチャート
  • 移動平均乖離チャート
  • RSIチャート
  • ストキャスティクス
  • ボリュームレシオ
  • かぎ足
  • 一目均衡表チャート
  • 日経平均乖離チャート
  • 出来高対応チャート
  • 逆ウォッチチャート
  • ボリンジャーバンド
  • オリジナルチャート
  • 第二銘柄日足チャート
  • 第二銘柄さやチャート
  • 第二銘柄さや株価データ

(2) 起動環境のカスタマイズ 

  • 画面表示色
  • チャート動作
  • テクニカル指標

       その他

(3) 株価のテクニカル分析及び検証

 株てくてくが使用しているテクニカル指標(約120種類)を組み合わせて、その条件にあう銘柄を検索することができます。また、このとき検索された銘柄の検証をすることもできます。

(4) 取引明細書の作成(所有株の管理、評価)

 所有株を管理することができます。このとき所有している株を現在の株価で評価し、銘柄毎の損益と所有株全体の損益を計算することができます。

(5) 株価データの取得/格納

 大和総研のホームページから株価を取得(予約取得も可能)し、株価データを格納できます。

 注) 大和総研から株価データをダウンロードするためには、会員(シルバー会員:年間3000円)登録する必要があります。

(6) 複数銘柄の起動と連動

 株てくてくは、複数同時に起動することができます。チャート画面では、これら複数起動した銘柄を同時に連動制御することができます。

(7) 株価ランキングの表示

 ユーザが任意に設定した株価ランキング項目を分析し、株価ランキング情報を表示することができます。

(8) 市場分析グラフの表示

 市場分析したグラフ(騰落銘柄数、売買高、売買代金を市場区分、業種、価格帯別に分析したグラフ)を表示することができます。

4. 株てくてくの制限および特殊処理

(1) 株てくてくのサポート銘柄
株てくてくのサポート銘柄は、東京証券取引所の1部銘柄、2部銘柄と、東証以外銘柄(外国と店頭登録、大阪証券取引所、名古屋証券取引所、福岡証券取引所、札幌証券取引所)です。

(2) 株てくてくの貸借銘柄
株てくてくの貸借銘柄は、東京証券取引所が貸借銘柄としている銘柄を貸借銘柄とします。制度信用銘柄や、非制度信用銘柄は株てくてくの貸借銘柄としません。また、大阪証券取引所が貸借銘柄としていても東京証券取引所が貸借銘柄としていなければ株てくてくの貸借銘柄としません。

(3) ファンダメンタル情報
株てくてくは、テクニカル情報のみで銘柄分析を行うことを目的に作成しています。そのため、ファンダメンタルの情報(銘柄毎の業績情報)等は、株てくてくでは管理しません。現在、CD−ROM 会社四季報(東洋経済新報社)やCD−ROM 日経会社情報(日本経済新聞社)等、優れたファンダメンタル検索ツールが市販されているためこれらのツールを購入することをお勧めします。

注1) 一部(一株利益、一株配当等)の財務情報によるスクリーニングは、株てくてく7.9.1でサポートしました。
注2) 一部(単独売上高,単独営業利益,単独経常利益,単独当期利益等)の決算情報によるスクリーニングは、株てくてく8.1.0でサポートしました。

(4) 株式分割等に対する処理
株てくてくは、権利落ち、増資新株落ち、株式分割等により株価が変動しても調整せずそのまま表示します。移動平均線もそのままの株価で計算して作成します。また、株価分析もそのままの株価で分析します。

注1) 株式分割等で株価が大幅に変更になった場合、株式分割倍率を指定することにより表示のみ調整します。
注2) 株てくてくバージョン6.7.0以降、株式分割銘柄の株価を自動修正できます。
    (株式分割情報をセットした株式分割.txtファイルがktec.sysと同じディレクトリに必要です。)
注3) 株式分割銘柄の株価を自動修正した場合、株価分析は、修正後の株価で分析します。

(5) 売買不成立日に対する処理
売買が不成立の銘柄(出来高がゼロの銘柄)は、通常データ受信すると株価(始値、高値、安値、終値)はゼロとなりますが、前日の株価を表示します。

(6) 一目均衡表チャートに対する処理
株てくてくの一目均衡表チャートでは、現在日付より先のチャートは表示しません。一目均衡表チャートの先行スパンは現在日付まで表示します。
ただし、最新日で一目均衡表を表示しているとき、一目均衡表をshiftキーを押しながらマウス右クリックすると、右クリックしている間、最新日以降の先行スパンを表示することができます。

(7) 株てくてくの最大管理数
(a) 最大管理銘柄数
32767銘柄(現在、約3000銘柄)

(b) 最大管理日数
32767日(営業日が250日/年として約130年)

(8) チャートの印刷処理
株てくてくでチャートを印刷する場合、以下の特殊処理を行います。
(a) ベース色(チャートベース色,固定ベース色)はその色を印刷しません。白色が指定されていると仮定します。
(白色の紙に印刷することを想定しています。)

(b) 白黒印刷の場合、その他の表示色(チャート文字色,チャート軸色等)は黒で印刷します。

(c) カラー印刷の場合、その他の表示色(チャート文字色,チャート軸色等)が白色に指定されている時は黒で印刷します。

(d) カラー印刷の場合、その他の表示色(チャート文字色,チャート軸色等)が白色以外に指定されている時は指定色で印刷します。

(9) 日経先物ミニの株価情報
楽天RSSで日経先物ミニの株価を取得している場合は日経先物ミニの株価を表示しますが、取得していない場合は、日経平均先物と同じ値を表示します。(日経先物ミニの株価情報がヤフーに登録されていないため)


株てくてくの動作環境

 株てくてくを使用するためには、次の環境が必要です。お手持ちのシステム構成を確認してください。

 基本ソフトウエア
 日本語Microsoft Windows 95/98/NT Workstation4.0/2000/Me/XP(以降、Winndows95/98/NT/2000/Me/XPと表記)

 コンピュータ本体
 Winndows95/98/NT/2000/Me/XPが稼働するパーソナルコンピュータ(PentiumUプロセッサ以上を推奨)

 メモリ
 24MB以上(40MB以上を推奨)

 ディスプレイ
 解像度:1024×768以上、256色以上が表示可能なWinndows95/98/NT/2000/Me/XPに対応しているディスプレイ

 (解像度:1024×768、ハイカラー以上を推奨)

 ハードディスク
 株てくてくをインストールするためには30MB以上の空き領域が必要です。

 株価のデータは100日(3000銘柄)で6MB必要です。(10年で約150MB)

 キーボード、マウス
 本体に接続可能で、Winndows95/98/NT/2000/Me/XPに対応しているものが必要です。

 プリンタ
 Winndows95/98/NT/2000/Me/XPで使用可能で、A4印刷が可能なプリンタおよびプリンタドライバが必要です。

  注) 上記の動作環境であっても、株てくてく機能の一部または全部が使用できない場合があります。

2. 動作性能

 以下のハードウエア環境で株てくてくを使用した場合の動作性能(おおよその時間)を示します。

株てくてくの初期条件は以下の通りです。

  • チャート表示日数:240日
  • チャート移動間隔:1/2ページ
  • 移動平均線   :22日、66日の2本を表示
  • チャート     :RCIチャート(14日、32日)の2本を表示
  • ツールバー   :表示
  • ステータスバー :表示
  • 銘柄リスト   :表示(45銘柄)

(1) メモリ:40MB CPU:66MHz/486DX2

 (a) アイコンクリックからパスワード入力画面がが表示されるまで

    約3秒

 (b) パスワード入力から初期画面が表示されるまで

    約10秒

 (c) 初期画面から銘柄メニューが表示されるまで

    約3秒

 (d) 銘柄メニューから銘柄を選択してから銘柄チャートが表示されるまで

    約8秒

 (e) 銘柄チャートの前ページを表示するまで

    約2.5秒

 (f) 別の銘柄チャートを表示するまで

    約3秒

   注) 本ハード構成では、株てくてくの使用に耐えられません。

(2) メモリ:64MB CPU:150MHz/Pentium MMX

 (a) アイコンクリックからパスワード入力画面がが表示されるまで

    約2.5秒

 (b) パスワード入力から初期画面が表示されるまで

    約3秒

 (c) 初期画面から銘柄メニューが表示されるまで

    約2秒

 (d) 銘柄メニューから銘柄を選択してから銘柄チャートが表示されるまで

    約4秒

 (e) 銘柄チャートの前ページを表示するまで

    約1秒

 (f) 別の銘柄チャートを表示するまで

    約2秒

(3) メモリ:256MB CPU:400MHz/PentiumU

 (a) アイコンクリックからパスワード入力画面がが表示されるまで

    約0.5秒

 (b) パスワード入力から初期画面が表示されるまで

    約1秒

 (c) 初期画面から銘柄メニューが表示されるまで

    約0.5秒

 (d) 銘柄メニューから銘柄を選択してから銘柄チャートが表示されるまで

    約1秒

 (e) 銘柄チャートの前ページを表示するまで

    約0.3秒

 (f) 別の銘柄チャートを表示するまで

    約0.3秒

   注) 本ハード構成で株てくてくを使用すると、快適に使用することができます。